「投影法概要」の版間の差分

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GISは、約2700のCRSをサポートしています。
Overview of Projection Support
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これらCRSの個々の定義は、QGISとともにインストールされているSQLiteデータベースに格納されています。
QGIS has support for approximately 2,700 known CRS. Definitions for
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each of these CRS are stored in a SQLite database that is installed with
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QGIS. Normally you do not need to manipulate the database directly. In fact,
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doing so may cause projection support to fail. Custom CRS are stored in a
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user database. See Section <A HREF="node5.html#sec:customprojections">8.4</A> for
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information on managing your custom coordinate reference systems.
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通常、データベースを直接操作する必要はありません。
The CRS available in QGIS are based on those defined by
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EPSG<A NAME="7"></A> and are largely abstracted from the spatial_references
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table in PostGIS<A NAME="8"></A> version 1.x. The EPSG identifiers are
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present in the database and can be used to specify a CRS in QGIS.
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実際にそういうことを行うと、投影法サポートが失敗することになりかねません。
In order to use OTF projection, your data must contain information about its
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coordinate reference system or you have to define a global, layer or
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project-wide CRS. For PostGIS layers QGIS uses the spatial reference
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identifier that was specified when the layer was created. For data supported
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by OGR, QGIS relies on the presence of a format specific means of specifying
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the CRS. In the case of shapefiles, this means a file containing the Well
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Known Text (WKT)<A NAME="9"></A> specification of the CRS. The projection file
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has the same base name as the shapefile and a prj extension. For example, a
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shapefile named alaska.shp would have a corresponding projection
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file named alaska.prj.
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カスタムCRSはユーザデータベースに格納されます。
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カスタム空間参照系の管理に関する情報は[[カスタム空間参照システム]]を参照してください。
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QGISで使用可能なCRSは、EPSGの定義をもとにし、
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PostGIS 1.x の spatial_references テーブルから多く抽出しました。
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EPSG IDはデータベース内にあり、QGISでCRSを指定する際に使うことができます。
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オンザフライ投影を使用するには、
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使用するデータに空間参照系情報が含まれている必要があり、
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含まれていない場合にはグローバルなCRS、レイヤに対して指定したCRS、またはプロジェクトに対して指定したCRSかを定義しなければなりません。
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QGISが使用するPostGISレイヤは、レイヤが生成される時に指定されていた空間参照系IDを使用します。
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OGRデータでは、QGISは、フォーマットごとに特有になっているCRSを設定する手段が存在することを前提としています。
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シェープファイルの場合は、Well Known Text (WKT)でのCRS設定を含むファイルを意味します。
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投影法ファイルは同じシェープファイルと同じベース名を持ち、拡張子がprjです。
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たとえば、alaska.shpというシェープファイルに対しては、投影法ファイルは alaska.prj という名前になります。

2009年9月10日 (木) 00:28時点における版

GISは、約2700のCRSをサポートしています。

これらCRSの個々の定義は、QGISとともにインストールされているSQLiteデータベースに格納されています。

通常、データベースを直接操作する必要はありません。

実際にそういうことを行うと、投影法サポートが失敗することになりかねません。

カスタムCRSはユーザデータベースに格納されます。

カスタム空間参照系の管理に関する情報はカスタム空間参照システムを参照してください。


QGISで使用可能なCRSは、EPSGの定義をもとにし、

PostGIS 1.x の spatial_references テーブルから多く抽出しました。

EPSG IDはデータベース内にあり、QGISでCRSを指定する際に使うことができます。


オンザフライ投影を使用するには、

使用するデータに空間参照系情報が含まれている必要があり、

含まれていない場合にはグローバルなCRS、レイヤに対して指定したCRS、またはプロジェクトに対して指定したCRSかを定義しなければなりません。

QGISが使用するPostGISレイヤは、レイヤが生成される時に指定されていた空間参照系IDを使用します。

OGRデータでは、QGISは、フォーマットごとに特有になっているCRSを設定する手段が存在することを前提としています。

シェープファイルの場合は、Well Known Text (WKT)でのCRS設定を含むファイルを意味します。

投影法ファイルは同じシェープファイルと同じベース名を持ち、拡張子がprjです。

たとえば、alaska.shpというシェープファイルに対しては、投影法ファイルは alaska.prj という名前になります。