「Gis and r 010」の版間の差分

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(報告)
(議論・今後の課題)
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===議論・今後の課題===
 
===議論・今後の課題===
■ファイルの内容の説明
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#ファイルの内容の説明
  
・area_osaka_city
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*'''area_osaka_city'''
  
 
出典:ESRIの全国市区町村界データ
 
出典:ESRIの全国市区町村界データ
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ESRIジャパンが無償で提供しているshapeデータであるが、サンプルデータのため精度の保証はない。
 
ESRIジャパンが無償で提供しているshapeデータであるが、サンプルデータのため精度の保証はない。
 
 
 
 
・pp_n860
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*'''pp_n860'''
  
 
出典:大阪警察犯罪発生マップ
 
出典:大阪警察犯罪発生マップ
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件数:860点
 
件数:860点
  
・train_osaka_city
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*'''train_osaka_city'''
  
 
出典:(後で追記すること)
 
出典:(後で追記すること)
  
  
・kdbw500gr
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*'''kdbw500gr'''
 
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tifファイルは sda4ppでカーネル密度を求めた結果。元データはpp_n860ファイル
 
tifファイルは sda4ppでカーネル密度を求めた結果。元データはpp_n860ファイル
  
■分析内容
+
#分析内容
  
カーネル密度推定</Br>
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カーネル密度推定:バンド幅500mとセルサイズ25m四方で算出
 
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(cf.東京の事例研究を参考にしている→書誌情報:)
バンド幅500m
+
 
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セルサイズ25m四方
+
 
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(東京のケースを参考にしている。)
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点の精度の問題
 
点の精度の問題
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点の間の内挿をした。
 
点の間の内挿をした。
  
 +
#相談・議論内容
  
■相談内容
+
##セルサイズ小さすぎる?
 
+
セルサイズ小さすぎる?
+
  
 
一般的にカーネル密度を出して、他の空間データの分布傾向と重ね合わせて比較する。
 
一般的にカーネル密度を出して、他の空間データの分布傾向と重ね合わせて比較する。
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→年代別、時間帯でデータを区切って分析。
 
→年代別、時間帯でデータを区切って分析。
  
カーネル密度を出した後、そのラスタデータの扱い方をどうするのか?
+
##カーネル密度を出した後、そのラスタデータの扱い方をどうするのか?
  
空間スキャン統計量を使う?
+
#空間スキャン統計量を使う?
  
 
Rでshpを読み込めない→QGISの編集モードで”+”などが入っているところを消す。
 
Rでshpを読み込めない→QGISの編集モードで”+”などが入っているところを消す。

2011年2月22日 (火) 02:31時点における版

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※Wiki記法の書き方については http://ja.wikipedia.org/wiki/Help:%E6%97%A9%E8%A6%8B%E8%A1%A8 を参照。


第10回GIS+R勉強会

参加者

  • 清野(リアル)
  • 小野原(リアル)
  • 瀬戸(リアル)
  • 東郷(リアル)

報告

清野

Shift_JISのshapeファイル(shpファイル)をUTF-8に変換する方法。

※日本の省庁などが配布しているデータは多くの場合、文字コードがShift_JISである。しかし、QGISなどでShift_JISのshpファイルを開くと日本語属性が文字化けを起こす。そのため、UTF-8に変換する必要がある。

  1. あるshpファイル(X.shpとする)にはかならず複数の同名の別形式のファイル(X.dbf, Xprj, X.qpj, X.shx)が同時に生成されている。これらは、実際のshpファイルに含まれる個別のデータや投影法に関するデータであるが、この中のX.dbfが個別のデータの格納されている。
    1. 拡張子dbfのファイルは、dBase形式のファイル。Microsoft Excel等でも開くことはできるが、ここではフリーソフトウェアのOpenOffice.orgのCalcを利用する。
  2. まずX.dbfをCalcで開き、「名前をつけて保存」からテキストCSVで保存しなおす。その保存しなおす際に文字列の文字コードを聞かれるので、この時「Unicode(UTF-8)」を選ぶ。区切り記号は何でもよい(Calcで後で読み込めれば)。
  3. 保存したcsvファイルをもう一度OpenOffice.orgCalcで開き直す。この際文字コードをUTF-8で読み込む。
    1. きちんと列が分かれてインポートされたかを確認する。
  4. 最後にこの読み込んだcsvファイルを再度「名前をつけて保存」から、今度は保存形式をdbase(.dbf)で保存しなおす。
  5. そして元のX.dbfと同じ名前にする(上書きする)。

これでQGISでshpファイルを開くときちんと日本語で読み込めるようになっている。

瀬戸

国勢調査の小地域集計をGISで表示する方法
  1. 政府統計のページ(e-stat)へアクセス http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
  2. 「地図で見る統計(統計GIS)」から「データダウンロード」を選択
  3. 「統計調査(集計)を選択」(ex.平成17年国勢調査、小地域)し、統計表を選択。次へ(男女別人口総数及び世帯総数)
  4. 「地域を選択」(複数市町村を選択可能)し、ダウンロードデータを選択。ここで、統計表(.csv)に加えて、shapeファイル形式でもダウンロード可能。

※ここでの境界データは、統計業務のために作成されたものであるため、必ずしも行政区画と一致しているわけではない。使用上の注意事項等は、http://www.e-stat.go.jp/SG1/NetHelp10/WordDocuments/_1.htm を参照のこと

議論・今後の課題

  1. ファイルの内容の説明
  • area_osaka_city

出典:ESRIの全国市区町村界データ

http://www.esrij.com/products/gis_data/japanshp/japanshp.html

ESRIジャパンが無償で提供しているshapeデータであるが、サンプルデータのため精度の保証はない。  

  • pp_n860

出典:大阪警察犯罪発生マップ

http://www.info.police.pref.osaka.jp/ps/yao/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97.htm)

CSISのアドレスマッチングサービス

http://newspat.csis.u-tokyo.ac.jp/geocode/)

を使って、住所から緯度経度をプロット

cf.Google Maps APIを使ったジオコーディングと地図化という方法もある。

http://ktgis.net/gcode/

精度:何とか町何丁目まで

期間:19.02.2010-31.12.2010

件数:860点

  • train_osaka_city

出典:(後で追記すること)


  • kdbw500gr

tifファイルは sda4ppでカーネル密度を求めた結果。元データはpp_n860ファイル

  1. 分析内容

カーネル密度推定:バンド幅500mとセルサイズ25m四方で算出 (cf.東京の事例研究を参考にしている→書誌情報:)

点の精度の問題

点の間の内挿をした。

  1. 相談・議論内容
    1. セルサイズ小さすぎる?

一般的にカーネル密度を出して、他の空間データの分布傾向と重ね合わせて比較する。

→年代別、時間帯でデータを区切って分析。

    1. カーネル密度を出した後、そのラスタデータの扱い方をどうするのか?
  1. 空間スキャン統計量を使う?

Rでshpを読み込めない→QGISの編集モードで”+”などが入っているところを消す。

→東郷さん、SaTScan(http://www.satscan.org/「GISで空間分析」(古今書院)に紹介がある)でやってみた。

結果:12個クラスターが検出された。→このクラスターの意味するものは?

分析手法:属性は空間だけ(時空間の情報を入れられる/Descrete Poisson(User Guide p12)(離散ポアソンモデル))

分析目的:人口に対するひったくり発生件数を調べた。

データの説明: 人口データは国勢データ(男女別・年齢(5歳階級)別人口/http://www.city.osaka.lg.jp/keikakuchosei/page/0000015556.html)

国勢調査の小地域調査:「秘匿措置」個人が特定されてしまう可能性があるのでその場合は、@など具体的な数が分からなくなっている。

ポリゴンの中心点(Arcで求めた)を中心とする円で

発生地点人口

町丁目(ESRIの販売データ/http://www.esrij.com/products/contents.html)に対してID(ESRIのID参考)を振る

参考文献

SaTScan関係

「GISで空間分析」(古今書院)

今後の方針

次回の予定

日時:2010年3月8~10日くらい 内容:東郷さんデータの続き