Anual meeting2011

提供: OSGeo.JP Wiki
移動: 案内検索

OSGeo財団年次総会2011

概要

  • 開催日時

 2011年6月15日(木曜) 午後3時から

  • 開催場所

 オートデスク株式会社会議室(晴海トリトンオフィスタワーX24階)

  • 会の規約

 http://www.osgeo.jp/about/osgeo財団日本支部%E3%80%80会員規約/

議題1 2010年度の活動報告

役員等

  • 理事(5名;3~10名)

 森亮(支部代表者)、 井上修 (副代表;首都圏担当)、 林博文 (副代表;近畿圏担当) 、古橋大地 (FOSS4Gイベント担当)、 Venkatesh Raghavan

  • 監事(1名;1名以上)

 嘉山陽一

  • 運営委員(8名;定数無し;規定は特にない)

 岩崎亘典、邑楽泰彰、勝部圭一、清野陽一、瀬戸寿一、山手規裕、吉田大介、若狭正生

#上記の方以外に、業務運営の理由から運営委員のメーリングリストに登録されている人もいます

会員

  • 団体会員(3口) 4社

 オートデスク株式会社、株式会社オークニー、応用技術株式会社、マップコンシェルジュ株式会社

  • 団体会員(1口) 3社

 株式会社野村総合研究所、株式会社パイプデザイン、北海道地図株式会社

  • 個人会員

 50名

  • 学生会員

 14名

※前年度は個人・学生合わせて18名

メーリングリスト購読者

2011年6月13日現在(カッコ内は昨年6月18日数字)

  • discuss

 321名(219)

  • MapGuide

 92名(72)

  • GeoSeerver

 81名(58)

活動

主催(準主催も含む)イベント

  • OSGeo大阪サマーイベント「Dr. Mirko Reguzzoni 講演」

(2010年8月6日@大阪市大梅田サテライト) http://www.osgeo.jp/イベント/osgeo大阪サマーイベント「dr-mirko-reguzzoni-講演」/

  • FOSS4G2010 Tokyo/Osaka

http://www.osgeo.jp/イベント/foss4g2010tokyo/ http://www.osgeo.jp/イベント/foss4g2010-in-osaka/

東京会場(2010年10月31日〜11月1日;東大駒場第二キャンパス)  一般参加者 101名(10月31日 66名、 11月1日 35名 合計 101名) (昨年77名)

 その他(ゲストスピーカ 47名、スタッフ 24名)

 総合計 172名

東京ハンズオンセッション(11月2日;東大柏キャンパス)  参加者 53名(会員 31名、非会員22名;スタッフ除く)

大阪会場(2010年11月5〜6日;大阪南港ATCのKOF会場)  一般参加者 96名  その他(ゲストスピーカ 14名、運営スタッフ 15名、学生スタッフ 21名)

 総合計 146名

大阪ハンズオンセッション(11月8日;大阪市大梅田サテライト)  参加者 21名 (会員10名、非会員11名;スタッフ除く)

外部イベント

  • FOSS4G2010(バルセロナ)への参加
  • 2010年秋地理学会(2010年10月3日@名古屋大学)

 GISシンポジウムでの講演「オープンソースGISの紹介」 講師:森亮

  • 2010年地理情報システム学会(2010年10月24日@立命館大学)

 特別セッション:FOSS4G利用例紹介(オーガナイザー:嘉山)  http://www.gisa-japan.org/conferences/19/eventconf_program_frame.html

 QGIS+Rのハンズオンセッション(講師:星田・林ほか)  https://groups.google.com/group/gisa-foss4g/web/quntumgisr?pli=1&hl=ja

  • 学生・若手 地理空間情報フォーラム in 関西(2010年11月11日@同志社大学)

 http://www.osgeo.jp/学生・若手-地理空間情報フォーラム-in-関西/

  • 全国縦断 地理空間情報 活用促進セミナー 2010 in 九州(2010年11月12日@農村整備センター 水土里ネット福岡)

 環境保全活動団体サイトの実装事例(講演者:林ほか)  http://www.esrij.com/events/e20101112_gisdaykyusyu.html

  • しまねOSS協議会第57回オープンソースサロン(2011年1月21日@松江オープンソースラボ)

 OSGeo財団の活動とちょっとだけ応用技術・オートデスクご紹介(講演者:林ほか)  http://www.osgeo.jp/しまねoss協議会第57回オープンソースサロンでの報/

  • PostgreSQLカンファレンス(2011年2月25日@AP品川)

 QuantumGIS を使った PostgreSQL/PostGIS 利用方法紹介(講演者:嘉山)  http://www.postgresql.jp/events/pgcon2011/program#B-1

  • オープンソースカンファレンス2011 Kansai@Kobe(2011年4月16日@神戸市産業振興センター)

 http://www.osgeo.jp/オープンソースカンファレンス-2011-KansaiKobe-開催/

その他

  • QuantumGISセミナー(2010年6月15日@農林水産研究情報総合センター)

 講師:岩崎・嘉山・古橋・山手

  • 「平成22年度 中学・高校教員研修会」におけるGIS実習(2010年11月27日@四條畷学園高等学校)

 講師:林ほか

  • 2010年度日本OSS貢献者賞OSS奨励賞(2010年10月28日@情報処理推進機構)
  • GRASSとQGISの日本語対応

 文科省の宇宙利用プロジェクト 2009年12月から3月末まで(3カ年プロジェクト)

  • OSGeo4Wの日本語対応

 (独)科学技術振興機構(JST)「オープンソースGISと利用促進オープンシステムの研究」

  • 地理情報システム学会FOSS4G分科会の結成
  • OSGeoLive解説ドキュメントの翻訳作業

 バルセロナコードスプリントで作業着手

東日本大震災関連

  • OSGeo.JP Wikiの震災関係の地理空間情報集約サイト

http://www.osgeo.jp/wiki/index.php/Tohoku_eq

  • OSGeo.JP Wikiの進行中のプロジェクト

http://www.osgeo.jp/wiki/index.php/Ongoing_project

総括

活動:幅が広がった

 2010年度の特徴として、まず活動の幅が広がったことが上げられる。特にFOSS4Gは、前年に比べて発表やハンズオンセッション等のバラエティが増し、参加者も大幅に増加した。それ以外にも、文科省やJSTのプロジェクトと連動させた活動も行われた。また、メーリングリストの投稿も増え、特に文科省の宇宙利用プロジェクトによって日本語化されたQGIS、そしてGRASSの利用方法に関するディスカッションが大幅に増えた。2010年度の方針として掲げた「FOSS4Gの認知を、GISエンジニア主体から、GISユー ザー層まで広める」がかなり達成されたと言える。

 また、GIS学会での分科会活動など、関連するコミュニティや団体と交流することもできた。


 なお、出版は2011年6月になったが、日本語でFOSS4G関連情報をまとめた書籍が無い状況を解消するために、「FOSS4Gハンドブック」が開発社から出版されることになり、発起人の植村さんを始め、OSGeo財団のアクティブメンバーによる共同執筆作業が進んだ。

組織:組織が大幅に増加したが、体制面での課題を抱える

 前年度に比べ、団体会員が4社から7社へ、個人・学生会員が18人から64人へと、大幅に上昇した。MLの購読者数もメインとなる「discuss」で219から321へとこれも大幅に増加した。

 財政的にも、十分な剰余金を残すことができ、「遅くとも2015年に「本家」FOSS4Gを誘致できる体制 づくりをめざし、その1年目とする」という2010年度の方針を達成したと言える。

 一方、組織運営面では、“本業の合間に”しかやれないメンバーが大半であり、体系的で継続した活動が十分にできたかは、反省すべき点もある。特に、10〜11月のFOSS4Gカンファレンスは、盛況に終了したが、その開催と運営は、2009年度に比べて準備が遅れ、結果として運営委員にとっては短期間に大きな負担となった。早くから準備を始め、その負荷分散を実現すること抜きには、次年度は見通せない。また、年間を通した活動については、とりわけ年度末の時期は、本業が多忙となるメンバーが大半を占めていて、活動自体が思うようにならないという問題も抱えている。

その他:震災時の支援活動を行った

 2011年3月11日に発生した、東日本大震災では、年度末の繁忙期でありながらも、その被災支援のために、衛星・空中写真のジオリファレンス、判読、画像処理や、サーバ支援、関連コミュニティであるOpenStreetMapへの協力など、会員が自発的あるいは協力して様々な活動を行った。

 活動の内容は、以下のリンクから。 http://www.osgeo.jp/wiki/index.php/Ongoing_project

議題2 2010年度の会計報告

ファイル:決算報告書2010度.pdf

 6月13日18時現在、決算書作成完了、監事の嘉山さんに監査を依頼中。

決算(収支)

収入合計 1,887,781円

(内訳)

 会費収入 1,275,000円

 物品販売 87,400円

 講習会 262,500円

 受取利息 381円

支出合計 758,498円

(内訳)

 FOSS4G運営費 563,408円

 その他活動費用 195,090円

収支 1,129,283円の黒字


決算(資産)

資産 2,237,171円

(内訳)

 現金・預金 2,237,171円

負債 155,000円

(内訳)

 未払金 134,270円(事務局運営費、運営委員活動支援費等の3月末現在未精算分)

 預り金 20,730円(海外からの招聘者の慰労会費用のカンパの余剰金;通称”OFF4G基金”)

純資産 2,082,171円

(内訳)

 前期までの繰越金 952,888円

 当期の剰余金 1,129,283円  

利益処分案

純資産の全額(2,082,171円)を翌期(2011年度)に繰り越し

 FOSS4Gカンファレンス(本家)の招致運営のための基金として積み立てる。(震災と原発事故もあるので、立候補時期は早くても来年以降でしょう)

議題3 会員規約の変更

  • 会員毎の議決権数の明確化(団体会員と個人・学生会員を分ける)

(現行)

5 総会は会員現在数の過半数以上の出席で成立し、その議事は出席会員の過半数で決するものとする。可否同数の場合は、議長の決するところによる。

(改訂案)

5 総会は議決権数の過半数以上の出席で成立し、その議事は出席議決権数の過半数で決するものとする。可否同数の場合は、議長の決するところによる。

説明  会員の区分に応じた議決権規定が無いため、5項の規定が曖昧になっています。このため、これまでの運用を明文化し、具体的には個人会員と学生会員の議決権数をそれぞれ1とし、団体会員は1口あたり議決権数を10とし、規定を明確にします。

議題4 新役員選出

1)改選(会期は2年で、今回は古橋さんが改選です)

2)運営委員推薦について   OSCのように昨年より活動していただいている地域サイトのキーマンを運営委員として参加いただいてはどうか。

  関西では、櫻井健一氏(帝塚山学院大学)、Daniel Kastel氏(ジオリパブリック)、西村雄一郎氏(奈良女子大学)、寺元郁博氏(農研機構)

  関東は?防災科研さんからどなたかに参加いただきたいところです(岩崎)

議題5 2011年度の活動計画

基本方針

アクティビティ

 GISユーザー層に広くFOSS4Gを普及させることを活動の第一とする。続いて、関連するコミュニティとの交流を通じて、既存のGIS利用者層以外へのFOSS4Gの普及もめざす。また、東日本大震災の被災者・復興支援のための活動を継続する。

組織と財政

 組織の規模の拡大に対応したFOSS4Gカンファレンス運営体制と、年間を通した運営体制の確立を実現する。また、FOSS4G(本家)招致(2015年想定)のためのワーキンググループを開設する。

活動計画

  • FOSS4G東京(2011年10月29日ハンズオン、30〜31日メインカンファレンス)@東大
  • FOSS4G大阪 (KOF2011)について(2011年11月11日(金),12日(土))

今年はKOF側の開催場所が,ATC6Fから10F&9Fに変更されますが,OSGeoだけは場所がないために 6Fに居残りすることになりそうです。
KOF側に気を使ってもらっており

    • OSGeo は何か KOF 来場者向け(外向け)の企画に(例年より強めに)注力してみる
    • 展示、ステージもあるが、講義室から出て、9Fのセミナー室で一コマ、外向けのをやってはどうか?(OpenStreetMap など、OSS コミュニティ的にポピュラーなものを絡めるなりすると良いかも。)
    • プログラムを詰めずに,空いた時間をツアーなどに使用する。

というように提案頂いています。 魅力ある講演を集めるというのも大事ですが, 他にも良いご提案がありましたら,お聞かせ願いたいです。

  • OSCの参加について

参加済:仙台,京都

参加予定:広島

このほかにはいかがしましょうか?(岩崎)

  • GIS学会FOSS4G特別セッション
  • 生態学会自由集会(予定,今年は龍谷大学瀬田キャンパスだそうです)
  • OSGeo.JPのホームページの改良を行う
  • 会員になることの特典の検討

議題6 2011年度の予算

予算(収支)

収入合計 1,450,000円

(内訳)

 会費収入 1,200,000円 (3口4社、1口3社+個人会員50名)

 物品販売 100,000円 (イベントでのグッズ販売)

 講習会 150,000円 (ハンズオンセッション)

支出合計 944,000円円

(内訳)

 イベント開催 700,000円(招聘費、講師謝金含む)

 活動支援費 120,000円(1万2千円×10名)

 事務局費 24,000円(切手、振込、電話、印刷等)

 交通費等 100,000円(国内移動)

収支 506,000円の黒字